【スリ被害】モロッコ旅行でスマホ盗難!一番綺麗な場所に潜む罠-前編

「なんだ、モロッコってめちゃくちゃ都会で安全じゃん。」

きっとそう心のどこかで安心していた私は、「カサブランカ・ファイナンス・シティ(CFC)」の真ん中を走る近代的で美しいトラムを収めようと、スマートフォンを構えました。撮影し写真を確認しようとした、ほんのわずか数秒間の出来事です。

トラム専用道を、トラムを追尾するように猛スピードで接近してきた1台のバイク。すれ違いざま、私の右手に強烈な衝撃が走ったと思った次の瞬間には、バイクに乗った犯人はGalaxyを握りしめてこちらを振り返った後、CFCの綺麗なストリートの彼方へと加速していきました。

・・・というわけで、今回は私が被害にあった、カサブランカでのスリの手口と、私の被害状況、その後のポリスレポートの取得から海外旅行保険の適用まで、すべてお伝えしようと思います。

今現在被害にあって困ってらっしゃる旅行中の方、これからモロッコに訪れる予定がある方、すべてにご覧いただきたい記事となっています!ぜひご覧ください。

はい、スマホが盗られました

というわけで、気づけば私のスマートフォンは私の手元からなくなっていました。

白昼堂々、みている歩行者もたくさんいる中での犯行です。

そのとき、私は「カサブランカ・ファイナンス・シティ(通称:CFC)」、カサブランカの中で最も先進的かつアフリカ最大の金融街と呼ばれるエリアにいました。

▼犯行現場はここ

ストリートビューで見ていただければわかるかもしれませんが、高層ビル群を背景にトラム専用軌道を走ってきたトラムが歩道方面に進路を変えてくる、とてもトラムがかっこよく見える場所です。

そんなところで写真を撮影していた私でしたが、見事に盗られてしまいました。

犯人はどうやって犯行に及んだのか

盗んだバイクの動きを可視化してみました。

赤色がトラム及びバイクの移動ルート、黄色が私のスマホが盗られた現場です。

トラムの後ろをぴったりくっつくようにしてバイクが走ってきた、というわけです。

(参考程度にこちらがカサブランカのトラム。近年新規開業し、近代的な低床型の車両が市内を駆け回っている。ちなみにこちらは事件現場から離れたCASA-VOYAGEURS駅前で撮影したT1線。)

スマホがなくなってすぐ、行ったこと

二次被害を防ぐために、私は犯人を追うことはしませんでした

はい、スマホはもうさようならです。一つ幸運だったのは、これが白昼堂々、周りにたくさんの目撃者がいる状況であったこと。さらに、金融街ということもあって英語が話せる人もいたこと。

ということで、私が初めに行ったのは、

「周りの人にヘルプを求める」でした。

周りにいた人は本当にやさしく、数人が大丈夫か?と声をかけてくれました。通報するすべもない私の代わりに通報もお願いし、事件現場のすぐそこで事故処理をしていた警官にも話をしてくれました。

Geminiにつくってもらいましたが、要するにこんな感じというわけです。

後日談ですが、犯人を追いかけない判断はやはり正解だったようです。

タンジェのホステルで会ったモロッコ人によると、スリなどの軽犯罪がきっかけで犯人を自ら追いかけ、その結果ナイフなどを向けられてしまうこともあるようです。

警察がやってきた

通りすがりの人が呼んでくれた警察がやってきました。

しかし、来たパトカーから降りてきたのは…

私服にサングラスの二人組

いや、さすがに怪しすぎん!?!?と思ったものの、警察手帳を見せてくれた&パトカーの片側ドアが埋められた特別仕様車のように見受けられたので、信用して乗車。モロッコの警察は私服なものなのでしょうか?

そして俺ナルト好きなんだよね~とかゆるい会話を受けながら警察署に到着です。

警察署に到着

警察署に到着しました。

薄汚い、どこかさびれた、なんだか砂っぽい小さな警察署です。

その中のオフィスのようなところに通されました。

windows95なんかが入っていそうな超古いパソコンとモニターが部屋を囲うように置いてあります。

まずはパスポートを提示し、名前、パスポート番号やホテルの滞在先を聞かれます。

やっぱりパスポートの原本を持ち歩くのは大切ですね!私は服の下に腹巻を忍ばせて持ち歩くようにしています!

その後、被害状況や事件の詳細をたくさん話しました。

そして、30分ほどたったころでしょうか。何か事件があったとかで対応してくれていた警察官がどこかへ行ってしまいました。

警察官が帰ってきた!…え?

またまた30分ほど待ったころ、ようやくさっきの警察官が帰還しました。その間にこちらも何かをすられたというモロッコ人が隣に増えています。

が・・・

ようやく帰ってきたという警官がなんやら手錠をつけられた男6人を連れてきて、私の背後に座らせました

まあ、こんな感じです。またGeminiです。夜中だったので電気はついてましたよ!

さすがの私も背後にお縄にかかったおっさん6人が並ぶと怖いです。いくら警察署でも怖いです。

私「こいつらなにがあったんや?」

警察官「ウィードだよウィード!ほらこれモロッカンウィードwww試すか?www

どないやねん。モロッカンオイルは試してみたいけどモロッカンウィードはアウトです。ビビり散らかしてた私は丁重にお断り。おもんないやつです。(とはいえあそこでYES!!!!!!って言ってたらどうなったのか気になる。違法薬物ダメ絶対。)

犯罪者に眺められながらの取り調べ、モロッコの罠ふたたび

そんなこんなで違法薬物犯に眺められながらも取り調べは続きます。

その後聞かれたのは…緊急連絡先やCFCまでどうやってきたの?目的は?などでしたかね。

そんなこんなで話していると、

どうやらポリスレポートは月曜日まで発行されないことが発覚。

じつは盗まれたのは土曜日で、まあイスラム教の国だし日曜日(翌日)にはでるでしょ~と思っていました。

しかしなんとモロッコの休日は土曜日と日曜日なんです!金曜礼拝どこいったん!?!?

実はわたし、日曜日にカサブランカを離れてシャウエンに向かう予定でした。しかし、ポリスレポートをもらわないことには保険も降りないので旅程は大崩壊。

海外旅行保険の携行品損害を適用させるには、基本的にポリスレポートが必須です。

結果、私はシャウエンに行くことををあきらめ、カサブランカに残ることにしたのでした。

やっと解放、戦いは月曜日に持ち越し

ということで、盗難された日のことを書いた今回(前編)はここまでです。

次回は、ポリスレポートを実際に取得した日から海外旅行保険・携行品損害の保険請求までをできる限り詳しく書こうと思っています!

現在後編は編集中です。しばしお待ちを!

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